2023年お米作り記録③ 〜除草と成長編

お米作り

今年は、18アールの田んぼと12アールの田んぼ2枚に田植えをしました。

18アールの田んぼ

こちらは『ミナミニシキ』を植えた田んぼ。

1年目、2年目はアイガモ農法をしていた田んぼですが、今年はアイガモの居ない自然栽培になりました。

田植え後2週間は深水で管理していて、草もあまり姿を見せていないことに気を抜いていると、田植えから5週目、草がどえらいことに。。。

7月6日(田植えから5週間後)、ビフォー
7月6日(田植えから5週間後)、ビフォー

ネギのように細長くツンツンしてる『ホタルイ』

稲そっくりの見た目で株元が赤くなる『ノビエ』

こちらも稲そっくりで枝の付け根のヒゲの有無で見分る『コウキヤガラ』

他にも『ホソバヒメミソハギ』、『コナギ』、名前が分からない赤い草、などなど色んな草が生えてます。。。

手車での除草は時既に遅しで、田んぼに入り愚直に手除草の始まりです。。!

7月6日(田植えから5週間後)、アフター
7月6日(田植えから5週間後)、アフター

手除草のアフターです。1反8畝を全部手除草はなかなかの仕事で、小さな草は取り切れず。。

ここから花が咲くまでの約一ヶ月半、時間を作っては除草の日々。

7/16 除草の助っ人にも来ていただきました!
8/26 晩稲の品種はまだ出穂せず

この後、9/4頃には穂揃期を迎え、除草も終了。できるだけの手は尽くして、後は実りを待つのみです。

耕作放棄地からの開墾1年目は全く草は生えず、2年目にチラホラ草が生え始めていたけど除草はせず、その種が一気に芽を出したのか3年目にはどえらい目に。。来年は初期除草ちゃんとやろうと心に決めました。。!

12アールの田んぼ

一方こちらは、『鳥取旭』『黒米』『赤米』の3品種を植えた2年目の田んぼ。こちらも耕作放棄地からの開墾2年目です。

7/6(田植えから5週間)

田植えから5週間。こちらは全く草の気配がありません。

8/3 中干し中。ひび割れしている表面にはうっすら緑の草が。
8/8 田植えから9週間

ぐんぐん成長している3品種。田植えから2ヶ月経っても田んぼの中は全く草が生えません。

実はこの田んぼ、冬の間ずっと水を張り、家で隠居暮らししているアイガモ(昨年アイガモ農法で活躍した子たち)の遊び場として開放していた田んぼです。

それ以外は、18アールの田んぼと同じように管理しているので、草の全く生えないのは冬期湛水の効果なのかもしれません。

8/8 鳥取旭
8/8 黒米
8/8 赤米

品種が違えば、葉の形も様々。

中干しを経て、出穂期に向かいます。

8/12 黒米の出穂

出穂一番乗りは黒米。8/16頃には穂揃期を迎えました。

8/29 鳥取旭

鳥取旭の穂揃期は8/21頃。

8/29 赤米

赤米の出穂は一番遅く、8/30頃が穂揃期。

それぞれが実りを深め、1枚の田んぼの中に緑、黒、赤の3色の籾色が美しく風になびきます。

9/9 右から、鳥取旭、黒米、赤米

こちらの12アールの田んぼは、ここまで一回も除草せず、草も全く確認されません。もちろん、除草剤は使っていません。

冬期湛水の効果?!

18アールと12アールの2枚の田んぼ。

耕起も代掻きも田植えも同時期で、水管理も同じようにしていても、一方は草ボーボー、かたやもう一方は全く草が生えず。

違いといえば、3年目と2年目の違い、取水路の違い、日当たり、など色々ありますが、一番の違いは『冬期湛水』。

草抑え目的で冬期湛水していたわけではなく、単にアイガモの遊び場として水を張ってただけなので、米ぬかを撒いたりするいわゆる冬期湛水ではないですが、恐らく水を張りっぱなしだったことが要因ではないかと思います。

有り難いことに12アールの水路は一年中水が流れていて、うちの田んぼに水を入れても他の田んぼには全く影響しない立地。

今冬も水を張りっぱなしにして、来年も草が生えないのか、検証続けたいと思います。

自然素材工房はちどり 康平

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