2024/7/25 杉の間伐材シェルフ製作

木工所

4月に兵庫県の山から伐採してきた杉の丸太。

今回のご注文は、山のご指定有り。

伐採、製材、乾燥、加工、製作を一気通貫して行うから、山指定にも難なくお応え致します!

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山から持ち帰った丸太は、早速自家製材。

写真撮り忘れにつき、別の時の写真です。。。

その後、約2ヶ月天然乾燥させてから一度荒加工し(反りを取り)、また2週間ほど工房内で天然乾燥させて、目標板厚に削り出します。

製材ままから一発で目標板厚まで削ると、反りが出ることがあるので、今回は二回に分けて削りました。

設計図は手書きのスケッチ。

今回は3枚の板を横接ぎして350mm幅の板を作ります。(基本的に細い間伐材を使うので一枚板はなかなか取れません)

表裏や組み合わせをマーキングした板を並べて、

接合面の切り欠き加工と接着。今回は横接ぎにジョイントカッタとビスケットを使いました。

接着剤は、無農薬のお米から作った自家製材の米糊です。

3枚接ぎが出来たら、纏めて圧着。クランプやハタガネの数が限られてるので、2回に分けての作業。

カラッと晴れた日だったので、丸一昼夜したらバチッと接着していました。

そこから墨付けと、刻み作業。下の写真は、側板に棚板を差し込むための溝を切っている様子です。

刻みが終わり、側板、天板、棚板、背面板、幕板の準備が出来ました!ここまでが加工時間の7割〜8割を占める作業で、あとは組み立てるのみです。

この材料準備の段階で一番気を使うのが、切断時の直角出し。単板で直角が出ていない(平行四辺形になっている)と、組み立てたときに歪んでしまう。許容誤差は1mm以下。手元の角度が0.2°ずれると手前と奥で1mm以上の差が生まれてしまうことになります。

材料準備が正確に出来ていると、組み立ては早いもの。側板を寝かせて棚板を嵌めていき、

反対側の側板を乗せ、

正規の姿勢に起こして天板を取り付け、

今度はうつ伏せに寝かせて背面を取り付けます。

背面板は相じゃくり加工なので、溝を切っている両側板から順々に嵌めていき、最後に真ん中の2枚は山成りに合わせて、

抑え込むとパチンとハマります。気持ちいい〜。

必要最小限にビス止めし、化粧面のビス穴はダボ埋めします。

10mmΦのダボ栓も、杉材から自作です。(ダボ栓までも、同じ山の杉の木というこだわり様。笑)

ダボ栓部をベルトサンダーで仕上げて、

完成ー!

棚板には面取り分の深さを控えたチリを付けたり、側板の切り欠きは正面から見えないように棚板を胴付きにしたり、

自分なりに丁寧な仕事ができて、(自己)満足です!!笑

完成後の写真を撮る際、勝手にハチドリ工房の製品を陳列して撮っちゃいました。(納品前にすみません。。。笑)

この棚、ハチドリ工房のギャラリーにも欲しいなぁ(^^)

シェルフをオーダーメイドさせていただき、有難うございました!

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ハチドリ工房では、家具のオーダーメイドも承っておりますので、是非お問い合わせください(^^)

国産の間伐材を活かし、接着剤や塗料も自然素材でご提案可能です。

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自然素材工房はちどり 康平

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