2023年のお米づくりの記録も最終編、収穫です!
この年に作った2枚の田んぼ。それぞれの結果やいかに、、、!
ミナミニシキ(18アールの田んぼ)
こちらは、ミナミニシキを作った田んぼ。前回のブログで書いた通り、色んな種類の草に苦戦した田んぼです。
上の写真の左手前が水口、右奥が落とし口。水口付近は雑草はほとんど生えず実りも良さそう。また、中央付近の一部も草が少なく良い実り具合です。どちらも共通するのは「水当たりが良かったところ」かなと思います。加えて水口付近は冷たい水が常に当たっていたのが草が抑えられた主要因だと思います。
こちらはよく実った場所。ミナミニシキは大きな粒ではないですが、そこそこ収量ポテンシャルを持っている品種のように思います。
10/22、稲刈り初日は長男と二人で作業。僕が米づくり3年目で、今年11才になる長男も米づくり3年目。もう、バインダーでの刈り取りは彼に任せられるのでどんどん進みます。
二日目からは妻と子どもたち全員での仕事。10/25には刈り終わり、すべて稲架掛けまでできました。天日干しして藁の養分も籾に蓄えていきます。
ある日の稲刈りの様子。刈り残しているところが、出来が良く来年の種籾用にする所です。
ここから3週間の天日干しを経て、ハーベスタで脱穀です。(写真無かった、、、)
黒米(12アールの田んぼ)
こちらは9/23の黒米から稲刈りスタート。
黒米は、出穂した時は緑色で、その後徐々に黒く色づき、熟した時には黄金色、なんですね〜
刈ってる箇所の右奥は鳥取旭、左手前は赤米。この年に作った全品種の中で1番早いのが黒米なんですが、バインダーの結束の調子がうまくいかず、ほぼ手刈りになりました。1畝程なのですぐに終わったんですが。
生後8ヶ月の次女をおんぶして、終始楽しげなかみさん。有難う〜
9/23〜24の2日間で稲刈り&稲架掛け完了。黒米の背丈は1.2mを超すなかなかの長稈品種です。
鳥取旭(12アールの田んぼ)
黒米の次に稲刈りになったのは、黒米のお隣で熟した鳥取旭。
鳥取旭は脱粒しやすい品種のため、刈り取り時期の見極めが特にシビア。穂先の1番先端の茎が枯れ色になったのを1番の目安に、刈り取りの判断をしています。
9/26、数日早いかな〜という状態ですが、この日は鳥取市のフリースクールのこどもたちを招いての稲刈り体験の日。バインダーで刈れない角のところを手刈りしてもらいました。
この年、黒米と赤米を一緒に手植えした子たちなので、本当は黒米か赤米を刈らせてあげたかったのですが、実り時期との兼ね合いで鳥取旭になりました。前もっての日にちの見極めはまだまだでしたm(_ _)m
中3日空き、9/30から稲刈り再開。ここでもバインダーは長男に任せ、僕は稲木を立ててどんどん掛けていきます。
9/30〜10/1の2日間で、1反の刈り取り&稲架掛け完了!
10/15と10/24の2回に分けての脱穀。本来なら1日で十分終わるはずが、ハーベスタの調整をしていて1日で終わらず。機械トラブルは付き物ですが、その度に経験値アップです!
妻の背中には相変わらず次女。長女も一緒にハーベスタやってみます。
稲刈りの時と違って、脱穀の時は藁が大量なので、山にしたり、道にしたり、家にしたり、と子どもたちはずっと遊んでてくれるのが、こちらは助かるし、なんか良い光景です。
赤米(12アールの田んぼ)
1番最後が、赤米。10/26に稲刈りスタートです。
黒米と赤米は今年始めて作ったということもあり、刈り取りのタイミングが掴めず。。特に赤米は熟し方がマチマチでよくわからずでした、、が、結果的に脱粒が多く少し時期遅れだった感じです。
赤米はノギがとても長く、籾が隠れて見えないほど。来年は茎の色づきをよく観察してみようと思います!
ちなみに、赤米の稈長は150cmを超す超長稈品種でした、、、!稲木を精一杯高くしても下に着くほどです。
さて、収量は?!
今年作ったのは4品種。
ミナミニシキ 3.1俵/反(作付:1反8畝)
鳥取旭 5.3俵/反(作付:1反)
黒米 6.5俵/反(作付:1畝)
赤米 5.2俵/反(作付:1畝)
という結果でした。
自然栽培で5〜6俵/反 穫れたら上出来だと思ってるので、鳥取旭はまずまずかな、と。
ミナミニシキはやはり草に完敗したのかな、、、。前年が4.5俵/反だったので今年はめちゃ少なかったです。
黒米と赤米はどちらも1畝だけなので反当収量は誤差が大きいと思いますが、参考までに。
除草の労力や収量を考えると、やはり米づくりが如何に草との付き合いなのかを痛感した1年でした。。
おまけ
籾摺りしたもみ殻は、秋晴れの日に燻炭にしました♪畑の土作りに、鳥小屋の床材改良材に、活躍してくれます。
自然素材工房はちどり 康平
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