満月の今日。
兵庫県佐用町の杉林の伐採作業に入らせていただきました。

いつもと同じように皮むき間伐された木を伐らせていただきます。
そして今日は、皮むき間伐された木だけではなく、生木も伐らせていただきます。
皮むき間伐の選木時に、対象区画に入らなかった区画外に居る木の中から、太さと素性、伐倒の安全性を加味して、伐らせていただく木を選定します。
伐倒前には、いつもと同じルーティン。
樹冠確認、伐倒方向確認、木に両手を当てて伐らせてもらうことを伝え、手を合わせて呼吸を整え、チェンソーのエンジンを掛けます。

今日一緒に山に入っていただいたのは林業現場に従事されているプロの方。お伝えいただく要点や、動作からも学ばせていただくことがたくさんありました。
皮むき間伐という方法に関心を持っていただき、同じ目線で山に入っていただけるプロの方の存在は本当に有難いです。
仕事はボチボチ、のつもりでもやはり仕事の段取りや動作に無駄がないのでどんどん進んでいきます。
丸太にして50〜60本。軽トラ5杯分くらい土場出しできました。
伐採した丸太は一度に軽トラで運べないので山土場に一時保管。

そして工房に持ち帰った勢いで、その日のうちに生木丸太の杉皮採り。
丸太から製材する板材は外壁の杉壁材として、
辺材の丸みの残る背板部分は外壁の丸壁腰板材として、
杉皮は屋根の杉皮葺きの材料として。
いただいた木の命を余すこと無く、できるかぎり使わせていただきます。
有難うございます。
自然素材工房はちどり 康平
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