2023/5/10 フローリング施工(鳥取県 W様邸)

リノベーション

今回のフローリング施工はこちら、6畳和室の畳を上げて、杉の無垢フローリングに施工しました!

鳥取のW様邸? はい、我が家です!

今回は兵庫県の杉材を使わせていだきました。

施工前がこちら↓

3年前に入居した時からそのまま使っている畳は表面がもろけてボロボロ、、、まずは畳を上げるところからです。

畳を上げると畳下板が出てきて、これは475mmピッチの根太の上に釘留めしてあります。

既存の根太に沿わすように、新しく根太を畳下板の上に貼り、ビス止め。緑のマスキングテープはことあとの工程のために隙間が大きい所を塞いだものです。

と、ここで全体にスプレーしたのが、「木酢液」!天然の防虫・防カビ剤になるのだとか。フローリング材が天然乾燥の杉材なので特に赤身には防虫・防カビ効果が高い成分も含まれていると思いますが、いいよと教えてもらえばやってみる(^^)

そしてもう一つの試みがコレ。

ドン!

フローリング材を加工した際に出た大量のカンナ節(おがくず)!今回はコレを断熱材として床下に敷きます♪マスキングテープはこのためでした。

ただ、おがくずだけを入れてアリやネズミの住み家にしてあげるつもりもないので笑、対策を考えました。

そこで登場するのがこれ

ドン!

木灰です。

ほんとは消石灰をおがくずに混ぜると良いよと教えてもらいましたが、なぜ消石灰が良いのか調べてみると、消石灰が湿気た時に示す「強アルカリ性」が虫の生存を妨げる、とのこと。じゃあ木灰でもいけるんじゃない?!というノリで、木灰を使いました。

薪ストーブ、かまど、直焚き風呂と薪をたくさん使う我が家は、灰がたくさん出ます。ミネラルが含まれる天然灰は畑に入れたりするためにふるいに掛けてストックしています。合板などのケミカルなモノを一切燃やさないので安心して使っています♪

こんな感じで、根太の間におがくずを敷き、木灰をたっぷり振り掛けます。

おがくず敷いてはフローリングを貼り、のひたすら繰り返し作業。ここでも10才の職人が活躍してくれました!フローリング張りは何度か目。すっかり手順も分かっていて普通に人区として助かります♪

長手方向の継ぎ目は30度でカット。多少隙間が空いても下が透けないよ、と大工さんに教わりやってみました。

と、そんな作業を繰り返し、、、

完成ー!

白太と赤身をグラデーションのように使ったのもこだわりポイントです♪

今度は、お隣のキッチンも新しいフローリングに張り替えます。

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天然乾燥の間伐材で家を作る。

暮らしを彩る。

余計な混ぜものやグレイなものは使わずに。

無垢材、おがくず、木酢液、木灰のみ。

山から木を伐らせていただく所から、製材し、天然乾燥させ、仕上げ加工し、自分で施工す選べる。全ての工程、材料が把握できている。

買えば簡単だし、選べば安くあがる方法はいくらでもある。

でもそんなんじゃなくて、自分で手掛けて完成した時の歓びはハンパない。。。!!

結果的に、暗く人の手が入っていなかった人工林が少しだけ明るくなる。

山は命の根源。山の環境が川、里、街、海全てに繋がり、また山に帰ってくる循環。

地球も歓び、ヒトも歓び、生き物も歓ぶ。

「一点のやましさも無い自然素材」

全て最後は土に返ります。

ちょっとエゴが強くなっちゃいましたが笑、そんな暮らしが楽しくて仕方ありません♪

自然素材工房はちどり 康平

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