鳥取市の山の中にある「空山ポニー牧場」をフィールドに持つ、認定こども園ぱっかの子どもたち、お父さん&お母さん、スタッフさんと一緒にきらめ樹間伐をさせてもらいました♪
この日は夏休みなので、いつもよりも半分くらいの人数の子どもたち。今日何をするのか、真っ直ぐな瞳で話を聞いてくれています♪
大人向けの体験会のときと同じように、どの木の命をいただくのかを選ぶ”選木”の作業もみんなで。残すことにした木に目印のテープを巻いていきます。
お父さん、お母さんがたくさん関わってくれるのも嬉しいですね♪ぱっかの素敵なところのひとつです。
さて、テープを巻かなかった木、つまり今から皮をむいて命をいただくことにした木には、御神酒、御塩、御米をみんなでお供えします。
小さな手を合わせて、一緒に感謝を伝えてくれています。僕が大切にしている時間も、子どもたちそれぞれが、その子なりに受け取ってくれているのだと思います。
感謝のお祈りが終われば、みんな一斉に竹べらを木槌で叩いて、コンコンコンコン、、、
腰を入れて、ぐっぐっ!
こっちでもコンコン、、、
あっちでもコンコン、、
森中に竹を叩く心地よい高周波が鳴り響きます♪
園児たちに混じって、夏休み中のお兄ちゃんたちも。小学生は立派な戦力!
竹べらと木槌を置いたら、みんなで木を囲んで、さぁ行くよーーー
Let’s、きらめ樹ーーーー!
子どもたちや、子どものように楽しむ大人たちの声が響き渡るこの瞬間から、森の空気が変わります。
みんな夢中になって剥いていきます。
でもただ剥いているだけじゃなくて、森を見て、木を選んで、感謝を伝えて、この瞬間を迎えているからこそ、意味ある瞬間です。
触覚で、嗅覚で、視覚で、聴覚で、感覚で、人によっては味覚で。五感、六感をフルに使って全身で体感します。
さぁ、もうおなかが空いてクタクタの子も居ますが笑、みんなで輪になり「500年の森の夢」を朗読します。
子どもの人数、減ったね。笑
ここの森は、いつもぱっかの子どもたちがフィールドにしている行きつけの森。きっと皮を剥いた木の変化を一番目の当たりにするのは子どもたち自身なんだろうなぁ。
「500年の森の夢」
園児の子たちには難しいお話だったかな。
だけどきっと一人ひとりの中に残るのは「内容」ではなく「感じたこと」。
「去年、ぼくたちが木の皮をむいたよねー」
「つるんって剥けて、つるつるだったよねー」
「これが去年皮を剥いた、あの木かー」
来年はそんな声を聞けるのを楽しみに、今年皮を剥いた木を使って、何か作りたいと思います♪
小さな手を合わせた時、「大切に使わせていただきます」って木に約束したもんね。
この日を一緒に作っていただいたぱっかのスタッフさん、山主さん、お父さんお母さん、子どもたち、有難うございました♪
自然素材工房はちどり
康平
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