遡ること一月前の12月中旬。 朝のうっすら積もった初雪もほぼ消えた午後。体調崩してほぼ4日間寝込んでたので、この日はリハビリに軽めの製材。
長さ40cmくらいしかない丸太も、厚さ10mmくらいの薄々スライスも、自家製材でお手のもの。名札用のヒノキ板を挽いてます。
雪解け水を氣にせず、製材できるのはホントに有り難い♪
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もう、4日後は冬至。今年の締めくくりに近づいてきた感じがヒシヒシと。イマという瞬間の連続がただ在る、自分のセカイ。常にイマを大切に生きると再認識。
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それからひと月後。
自家製材して、その後天然乾燥させたヒノキの名札。
無節の美しい名札が500枚嫁いで行きました。
直接はお会いしたことはないけれどSNS繋がりでこれまで何度かご依頼いただいている方からのご注文。いつもとても気持ちよくやりとりさせていただいています♪
天然乾燥ヒノキの名札のかかる道場。小さな板でも、500枚あればいい香りがしてきそうです(^^)
いつも有難うございます♪
今回は名札用の板の製作だけでしたが、レーザー加工機での名入れも承ります。
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以下、テクニカルな話です。
シンプルな製品ですが、安定して作るためには小さな試行錯誤もあります。
例えば、板厚と幅とどちらから決めるのか。
昇降盤で板厚スライスするのか幅スライスするのか。
長さの刻みはどの機械と治具でするのか。
バリ取りはベルトサンダーより紙やすりだな、とか。
板厚に合わせて製材してから昇降盤で幅スライスする方が自然乾燥にかかる時間は短くて済みますが、幅に合わせて製材してから板厚スライスする方が加工時間は短くて済みます。
初めて作るものが多い工房なので、治具も基本は自作で増えていきます。特に、昇降盤で使うフェンスは用途に応じて色々作っていて、今回は横切り盤のように使えるフェンス治具が活躍してくれました♪治具作りも密かな楽しみです。
自然素材工房はちどり 康平
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