2022/12/10 直径70cmの樫を製材しました♪

木工所

我が家にやってきた直径70cmの樫の木。伐採され処分されようとしていた木を引き取らせていただきました♪

山の麓まで下ろしてもらった場所へ丸太の引き取りに。

70cmが一本と、80cmが一本。

ひとまず製材して板にしたいのです。

が、、、

ご覧の通り製材所の屋根のおかげでクレーンでは製材機に乗せることができないー!

横からクレーンを伸ばして潜り込ませれるかー、と思ってましたが、甘かった!汗。。屋根があと50cm高ければ。。

そこから一晩、あーやこーや考えまして、実行した策が、「横から滑らせて載せる」作戦!

4mの桧丸太をレールにするように配置します。摩擦を小さくするため接地面の樹皮は剥きました。(夏頃に伐採され12月まで土場にあった桧の生木ですが、形成層がつるんっ!とキレイに剥けました)

レールにした桧丸太の上に、製材する樫の丸太を、どんっっっ!!!

そこからは横引きです。

丸太の両端にロープをかけて、片方はレバーブロックで、もう片方はロープで9倍力システムを作り人力で引きます!

1tonはあろうかという丸太を転がした勢で反対側に落としては目も当てられないので、両側から慎重に、慎重に、ゆっくり滑らせます。

どーーーーん!

パーフェクト!!!

ローテクで載せることができました👏✨

フォークリフトがあれば楽なものを、有るのもで、知恵を出して、実行して、うまくいっても、行かなくても、結果から得られるものは大きい!今回は完璧に行ったので歓びもひとしおです!

さて、なんかもう乗らせたことへの満足感で一杯ですが、笑、ここからが本番!

相手は70cmの丸太、しかも堅い樫の木。

ゆっくり、ゆっくり。

挽く時の振動がもろに伝わってくる。

可愛く見える簡易製材機。

きっとキャパオーバーだよね。挽いててヒシヒシと伝わってきます。。。汗

動画は5倍速です!

2.5mの長さを、4分くらいかけて挽きました。

一発目に挽いた面は、山なりになって端と中央で15mmほど厚みに差がでてしまいました。

そこから新品の刃に交換したり、刃のテンションを変えたりしてみると、山なりも解消されてそこそこの精度が出るように♪

美しい杢目もでてきます♪

さて、製材してみて、どれくらい乾かしたらいいんだろう?といろいろ見てみると、樫の天然乾燥の期間は、、、

5年〜10年!!!!

えぇぇぇぇーーー工エエェェ(´д`)ェェエエ工

マジですか?ナメてました。2〜3年かと思ってました。ちゃんと屋根の下に保管しよ。。。

さてはて、なんにせよなかなか無い貴重な樫の巨木の製材を経験できたのと、5年〜10年後に楽しみが残ってるので、大満足です♪

有難うございます♪

自然素材工房はちどり 康平

コメント

タイトルとURLをコピーしました