100系ハイエース(天ぷらカー)Ownerの車整備DIYです。
車整備も電気もド素人だった私が、天ぷらカーに乗りたいがために3年前に購入したハイエースワゴン。
天ぷらカー改造を機に、自分で整備出来ることはDIYして、でもできないことは潔くプロに任せるスタンスです。
現在の総走行距離41万km。
前回のタイミングベルト交換が29万kmの時。
それから12万km経過しているので、今回はタイミングベルトをDIY交換しました!
タイミングベルトを交換する前に、クーラントを腹下から抜きます。

赤矢印のところにドレンコックが有りました。

この白いコックを手で回して、クーラント液を抜きます。チョロチョロ、、、時間が掛かります。

キャップも開けて排出スピードアップ。

7L抜けました。補充と排出を何回か繰り返して交換してる方のブログも読みましたが、今回は一回抜きです。
ところで、タイミングベルト交換に併せてなぜクーラント交換してるのかと言うと、
この時は、タイミングベルトとラジエーターのウォーターポンプが同じベルトで繋がってると思い込んでいたので、ウォーターポンプも交換するつもりでいました、、、。が途中でそうではないことに気が付きますが、この時はまだ知る由も有りませんでした。
さて、タイミングベルトの取り外しにかかります。

ボルト4本とクリップ2つで留まっているタイベルカバーを外します。ラジエーターファンとパワステオイルタンクを外した方が作業しやすそうですが、最後まで外さずとも作業はできました。

上下2つのクランクシャフトプーリーを繋いで、エンジンシリンダー動き(開閉)と、燃料噴射ポンプのタイミングを同期させているのがタイミングベルトの役目なので(合ってる?笑)、上下のプーリー相対関係がズレないように、プーリーの溝とエンジン側の突起位置を合わせます。この時、セルをカチカチ回して大体合わせてから、微調整は上側のプーリーをレンチで時計回りに回して合わせました。

プーリーの溝とエンジン側の突起位置が合ったら、ポスカでマークしておきます。

見えづらいですが下側のプーリーも同様にマーク。

マークができたら、オートテンショナー、アイドラーベアリングの順番に外していきます。
オートテンショナーは10mmのヘキサボルト2本、アイドラーベアリングは10mmの六角レンチ穴のボルト1本で止まっています。
アイドラーベアリングを外す時、ベアリング本体とエンジン側との間にワッシャーが1枚挟んであるので、うっかりボルトだけ抜かないように要注意です!(たまたま気づいたのでワッシャーを落とさずに済みました。)

オートテンショナーとアイドラーベアリングが外れたので、タイミングベルトも外します。



↑古いベルトですが、めちゃキレイに見えます。

逆曲げしてみてもひび割れの1つも無く、え?交換しなくていい? と思うほど見た目はキレイでした。


↑取り外したオートテンショナーとアイドラーベアリング。どちらも新品に交換しますが、ボルト類は再利用です。
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話が逸れますが、ここまで作業して、ラジエーターのウォーターポンプがタイミングベルトとは独立した場所に付いていることにやっと気が付きました、、、同時交換するつもりで新品のウォーターポンプを買っていたんですが、ウォーターポンプはファンベルトやエアコンベルト側に付いている、、、今回ウォーターポンプ交換はやめました。笑

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話は戻って、今度はタイミングベルトの取付です。


ベルトは方向が有るらしく、文字の下側がエンジン側に来るようにと、上下プーリーのマーク位置の確認をしながらベルトを嵌めて、アイドラーベアリング、オートテンショナー(ピンは抜かない)の順に取り付けていきます。





全ての取付が完了し、オートテンショナーのピンを抜くと、


オートテンショナーのシリンダーが飛び出して、アイドラーベアリングを押し上げることでタイミングベルトにテンションを掛ける仕組みでした。ここまでトラブル無く順調に作業が進みます。

タイミングベルトのカバーを戻して、始めに抜いていた分のクーラントを補充します。抜いたクーラントは赤で、買ってたのが緑。。色が混ざると汚れ具合が分かりにくくなるなぁと思いつつも、入れちゃいます。

一旦、口まで入ったらにエンジンを掛けて、ヒーターマックスにしてエア抜き。始めはポコポコ出ていた空気が収まったので、もういいかなーというところで補充完了。
これでメカ作業は終了ですが、この車はタイベル交換距離になるとスピードメーターの所に「T BELT」警告灯が付くので、それをリセットします。

まず、ハンドル下のカバーを外し、

次にハンドル周りのカバーを外し、

次にメーターまわりのパネルを外し、

次にメーターを外し、

メーター裏の基盤を出し、この赤丸のネジを抜いて、

ネジを1つ下の穴に付け替えて、完了。

これで、「T BELT」警告灯が消えました。

ネジ1本付け替えるためだけに、パネルはぐってメーターまで外さないといけないのか、、と思っちゃいますね。笑
これで、タイベル交換の全工程が完了です!
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で、ここからはおまけ。
T BELT警告灯リセットのネジ1本のためだけで、またパネル類を全部を戻すのがちょっと勿体ないので 笑、パネルをはぐったついでにオーディオデッキ周りの作業もやっちゃいました。

車を買ってから3年間ずっと、リアスピーカーから音が出ておらず、子どもたちから不評だった我が家のハイエースワゴン。
オーディオデッキ側には、現物を見ても、説明書を見てもリアスピーカーの出力が有ります。

リアスピーカー側からの配線が来てないのかなーと思ってましたが、探ってみるとそれらしい4本線が刺さっているカプラが居る、、、。

どこにも繋がってなかったものだし、半分勘頼みでしたが、カプラを切り離して、オーディオデッキ側に合うようにギボシ端子に交換してみます。
4本それぞれが左の+と-、右の+と-、のどれかのハズ。
組み合わせを試しながらリアスピーカーからの音が出るか出ないかやってると、、、ビンゴ!
リアスピーカーから無事音が出ました♪

因みに、スピーカー側からの配線色は、
赤と白がリア右、黒と黄がリア左でした。
+と-は入れ替えても音は出たんですが、なんで?笑 電気が苦手な私には謎でしたが、まぁ音出てるから良いのかな。
更におまけのおまけで、デッキ裏からiPod接続線をパネル前面に伸ばしてきて、室内でiPodを繋げて操作できるようにしました。(15年前のiPod nanoを現役で使っている我が家です。)これで、イヤホンジャック線とおさらばして、Dockコネクタ(もはや過去の産物)1本で再生&充電が出来るのも地味に嬉しい改善です♪
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長くなりましたが、40万キロのタイミングベルト交換が無事できました!
天ぷらカーに改造して、ほぼ100%天ぷら油で走った距離8万km。
次は50万kmのタイベル交換が出来ることを目標に、整備しながら大切に乗らせてもらいます♪
自然素材工房はちどり 康平
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